ヨハンナの人生を変えたカラヨキ移住

アクティブになる | Tuesday 23.7.2019

ヨハンナ(39)はセールス並びにマーケティングマネージャーとしてカラヨキを訪れていましたが、およそ一年前にカラヨキに越してきたことを知っていました。

私はカラヨキでの彼女の最初の年の経験を聞いてみたくなったのです。

ヨハンナにとってカラヨキは完全に新しい場所ではなかったことを私は知っていました。

2017年の早い段階でカラヨキに移り、ヨハンナは彼女が海のそばでキャンプをして過ごした(そしてキャラバンー移動型車両で生活した)子ども時代の夏にすぐさま引き戻されたのです。

カラヨキの水辺のアクティビティーパークJukuPark もまたすぐにヨハンナにそうした夏の日々を思い出させるのでした。「あぁ、そうなの、私はこの場所覚えているわ!」

さらに、ヨハンナが言うには彼女はカラヨキに「戻ってきた」ことをとても喜んだと言います。

人々は受容性があり、共に仕事がしやすい様子に見えるため、彼女は自身の仕事について考えに考えたそう。

カラヨキに移る前、ヨハンナはオウルに5年滞在し、北フィンランドアウトドアフェア(釣りやキャンプなどアウトドア活動全般を扱う大型見本市)に従事していました。

そして、ヨハンナのようなアウトドアを好む人にとって、そうした仕事は最適だったのです。

カラヨキに移ってきたことはその点において、よりよい選択だったと彼女は言います。


夏のコテージにて

彼女のボーイフレンド、ヤルノはカラヨキに近いRahja Archipelago (ラーヤ アーチペラゴ)に夏用のコテージを所有しており、最初の冬の間じゅう、2人はアーチペラゴの異なる島々へクロスカントリースキーの旅をしました。

「春には、季節のうつろいや、ラーヤに戻ってゆく渡り鳥の大群を眺めることはすてきなこと。」と喜びを弾ませた声で彼女は説明してくれました。

「夏には、ラーヤアーチペラゴが、カヤックやSUP(立ち漕ぎをしながら進むボート)そしてアーチペラゴのような穏やかな水辺での釣りといった素晴らしい機会を与えてくれます。」

ヨハンナはカラヨキでとてもアクティブなアウトドアライフを先頭を切って導いてくれているように見えました。

Siiponjoki (シーポンヨキ )もまた彼女のお気に入りの地元の自然を満喫する行き先で、そこには20㎞にも及ぶ長く美しい自然の小径があります。

「ファットバイク(小型でタイヤの太い自転車)やキャンプ、松林の景色を楽しむのに素晴らしい場所なんですよ。」

彼女は説明してくれました。

全体的にカラヨキでは海がすぐそこなのでヨハンナはたくさんの水辺のアクティビティー

をし、張り巡らされている地元のサイクリング用の小道が自転車に乗った彼女をいとも簡単に小さな村々や近くの自然ある場所へと連れてゆくのです。(フィンランドでは自転車や歩行者用の道は街や村の車の交通から切り離されています。このことはウォーキングやサイクリングをより安全なものにしています。)

ヨハンナは似たようなアウトドアや自然の関心をボーイフレンドのヤルノと分かち合い、こうした自然の分かち合いが二人の人生をともに調和させ、ヨハンナとヤルノをよりよく結びつけているのかなと思っています。

私はヨハンナにそれぞれの季節でお気に入りのことを記してリストにしてもらうようお願いしました

:ワイルドベリーやキノコがいっぱいの森。渡り鳥が飛び立つところ。

:カラヨキの砂浜がもたらす果てしないたくさんのルートで冬限定のクロスカントリースキーをする可能性。

:動物たちや渡り鳥が戻って来るのを観察する機会。

:カラヨキの砂浜と砂丘が供してくれるすばらしいビーチライフと限りないウォーターアクティビティー。


森のポルチーニ茸

「どの季節でも一番楽しめるのは夕焼けなの。例えば、冬には太陽が広大で、凍てついた海を開いてゆくさまはなんて美しいのかしら!私は本当に幸運だわ。こんなに海のすぐそばで暮らせているなんて。」

と、ヨハンナは言いました。


冬の夕焼け

私はヨハンナにカラヨキに来て人生が何らかの方法で変わったことがないか訊きました。

「カラヨキに移り住んだことは私の人生を全て変えたわ!」とヨハンナは明かしました。

 

カラヨキは大都市の様相ではないけど、近くに必要なサービスはぜんぶ揃っています。

人々はとても親しみやすくて、彼らとも簡単に馴染めるわ。

自然はありのままで、わたしは以前よりもっとアウトドアやトレッキングで時間を過ごしているの。

総括すると、わたしは人生や仕事へよりリラックスして接している。

わたしは人生を変えたかったし、生きるペースを変えたかった。

今、私たちは島の上に夏のコテージを持っています。ヤルノと私はときどきここからクロスカントリースキーやソリやボートで直接仕事に行くんです。

これって本当にすてき!」

 

Monika Luukkonen

モニカ・ルーッコネンはフィンランドの生活文化専門家であり、ノンフィクションライターです。

モニカの最新作『マイタイム 自分もまわりも幸せになる「自分のための時間」のつくり方 』Discover 21 より20184月出版。

この著作で、彼女はフィンランド人がどのように働く親として家庭生活とキャリアを同時に成り立たせているのかお伝えできればと願っています。

「マイタイム」というコンセプトを皆さんの日常に加えることで、慌ただしい家族との生活に調和を見出し、あなたらしさを取り戻せるでしょう。

詳しくはこちらのリンクをご覧くださいwww.d21.co.jp/shop/isbn9784799322543

また、これまでの著作は次のとおりです。

『ふだん着のフィンランド 』

www.graphicsha.co.jp/detail.html?p=31593

『フィンランド人が教えるほんとうのシンプル 』

www.diamond.co.jp/book/9784478069233.html

モニカはおよそ20年にわたり日本のマーケットでの経験があります。彼女はまた国際的マーケティングとセールス(例えばテレコムや医療技術、ビジネスコンサルティングなど)のバックグラウンドを有しています。

モニカは、日本とイギリスに二度ほど住んだことがあり、現在は彼女の故郷であるフィンランド北部のオウル市に娘と在住。

モニカは、読書、ウォーキング、瞑想や自然の中で過ごす時間を楽しんでいます。

よりモニカを知りたい方はツイッターやインスタグラムにて!

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www.instagram.com/monikaluukkonen/

翻訳:Miki Kanda

写真:Johanna Nakkula & Visit Kalajoki

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